2018年01月27日

つぶやき

わたしはおばあちゃん子だ。


小さい頃から毎週末はおばあちゃんの家に泊まり、
それは高校に入るまでずっと続いた。


年越しカウントダウンは毎年おばあちゃんと。
大晦日にはゆく年くる年が始まったタイミングで、近所の大きな神社へ二人で参拝へ出掛けたものだった。


おばあちゃんは今年87歳。

つい最近、脳や神経の疾患がいろいろあることがわかった。
その中にはアルツハイマー認知症も含まれていて、
ここのところその症状が顕著になってきた。


今日はとうとう私の上の子供(ばあちゃんのひ孫)が誰なのかわからなくなってしまった。
「あの子は誰の子だん?」
「あの子の家に誰が送ってくの?」
この2つのセリフを今日は何回聞いたかなぁ。


わたしが
「あの子大きいでしょう、わたしあんな大きい子がいるんだよ。忘れちゃった?」
って言うと、
ばあちゃんが、
「あんたの子か。ほんとだなぁ、大きいなぁ。まぁ誰だかわからんようになってきちゃった~」
と、顔は笑ってるのに目からは大粒の涙がポロポロポロポロ。


この涙がばあちゃんの心の全てだ。
ばあちゃんだって、忘れていく自分が自分じゃないみたいで不安だし悲しいのだ。


実はわたしは少しの間だけど認知症専門の施設で働いていたことがある。
当時のわたしは認知症の人に関わったことなんて全くなくて、
イメージはただ「怖い」だけだった。
あるケアマネさんにそれを話したら、
「わたしは認知症の人、好きだけどな。純粋で」と言った。
ある先輩はこう言った。
「その人が怖いんじゃなくて、病気がそうさせてるだけなんだもん。」
また別の先輩がこう言った。
「認知症になってる人は、頑張ってきた人たちばかりなんだよ。」

これらの言葉が、わたしの認知症の人への見方を変えてくれた。
認知症棟で一緒に過ごす中で、おひとりおひとりのこれまでの人生ドラマを知っていくと、なるほど皆さん誰かのために一生懸命生きてきた方ばかりだった。


わたしはばあちゃんが一生懸命生きてきた87年間を知っている。
じいちゃんが病気で長年入退院を繰り返して働けなかったから、ばあちゃんが大黒柱で働いて、
絶対大変だったのにとてもポジティブで、太陽みたいに明るくて、
弱音なんて一切言わずに強く生きてきたばあちゃんの人生を知っている。


今、忘れてしまうのは
これまで脳を使いすぎたから休憩してるんだよ。
今日はばあちゃんにそう言ってきた。
いいのか悪いのかはわからないけど・・・


わたしはばあちゃんにいっぱい可愛がってもらってきたから。
そのことはこれまでも、これからも変わることは決してないから。
わたしはどんなばあちゃんだって大好きだ。
ばあちゃんはこれからも、自分の人生に胸を張って堂々とすればいいのだ。


だから、忘れたっていいんだよ。















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